乳腺外科 (Breast Surgery Department)
現在、乳がんは世界中の女性、そしてタイにおいても最も多く発生するがんの一つです。乳がんは早期に発見されるほど、治療効果が良好になります。
バンコク・ラチャシーマ病院の乳腺外科は、乳がんのリスクに対するスクリーニングから、身体的・精神的な側面を含めた乳房の健康管理まで、包括的なケアを提供しています。さらに、乳がん手術後の乳房再建や形成外科的治療にも対応し、患者さまが自信を持って生活を送れるよう支援します。
医療チーム
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乳腺外科医 – 乳房疾患の診断と手術に専門的な知識と経験を持つ医師
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形成外科医 – 乳房再建術により、乳がん手術後でも自然な形を取り戻すサポート
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腫瘍内科医 – 化学療法など手術以外の治療を担当
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放射線科医 – 乳がんを早期段階から正確に診断するための画像診断を実施
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病理医 – 乳房やリンパ節からの組織検査や迅速凍結切片診断 (Frozen Section) を行う
主な検査・治療内容
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乳がんスクリーニングおよび遺伝子検査 (BRCA1&2)
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デジタルマンモグラムおよび乳房超音波検査
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乳房 MRI 検査
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乳房嚢胞穿刺吸引 (Aspiration of Breast Cyst)
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穿刺吸引細胞診 (Fine Needle Aspiration)
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針生検 (Core Needle Biopsy)
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乳房腫瘤および乳管切除術 (Excision Breast Mass, Microdochectomy & Duct Excision)
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乳房温存手術 (Breast Conserving Surgery) および乳房切除術 (Mastectomy)
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乳房再建術 (Breast Reconstruction)
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センチネルリンパ節生検 (Sentinel Node Biopsy) および腋窩リンパ節郭清 (Axillary Node Dissection)
当科の特徴
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患者安全を最優先
治療のすべての過程で患者さまとご家族が意思決定に参加できるようにし、必要に応じてセカンドオピニオンも尊重します。
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生活の質を重視
乳房温存手術をできる限り行い、左右の乳房のバランスを保つことで、生活の質と自己イメージの改善を目指します。
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継続的なフォローアップ
手術後や化学療法後も、専門看護師が継続的に患者さまをサポートし、治療に関する相談や指導を行います。
