バンコク神経外科ガンマセンター
高度な脳神経科疾病治療技術 1
バンコク病院は、タイで最初のそして唯一のガンマナイフの優れた技術を取り入れた病院です。ガンマナイフはより安全で効果的な脳神経科疾病の治療を可能としました。
バンコク脳神経科ガンマセンターは、現在世界に約140のガンマナイフセンターがある中で、タイ国内で最初で唯一の存在です。その為、当センターをオープン・センターとし、ガンマ・ナイフの治療が必要な患者様であれば、国立・他の私立病院を問わず受け入れております。
バンコク脳神経科ガンマセンターは、東南アジアにおいても先駆者的存在となっております。従来の脳外科治療では感染症の問題や麻酔の影響が懸念されてきましたが、ガンマナイフ治療によってそのような心配が大分少なくなりました。
ガンマナイフ技術は、1968年、スウェーデンのラース・レクセル教授によって発明され、以来医療の世界に大変な貢献をしてきました。ガンマナイフは脳の病変以外の部分に害をおよぼすことなく、病変部分に立体的、且つ正確に201光線をあてて治療する物理療法です。当センターでは、十分な訓練を受けた医師チームがこの治療に当たっております。
ガンマナイフは脳疾患の最も優れた治療法として大変注目されております。医師チームは画像装置を使用して、正確に病変部分を探し必要な照射量や強度を計算しますが、このような使い方によって正確性や汎用性に優れたガンマナイフ技術の利点がさらに有効に活かされるのです。
治療においては、立体フレームが脳の病変部分に正確に取りつけられます。照射が終了するとフレームは自然と壊れ、治療が完了します。通常、治療には30分とかかりません。治療後は病院で一晩患者様の集中管理を行ない、退院となります。
ガンマナイフの特徴
- 周辺の組織、頭皮、頭蓋骨に影響を与えることなく、脳の病変を治療することができます。
- 1~2mmという小さい病変であっても、正確に治療することができます。
- 脳の特定の部分に照射することができます。
- 照射量、強度、方向をコントロールする事ができ、患者様の容態に対応したり、照射の好ましくない部分を避ける事が可能です。
- 出血、切開、痛みをともないません。また、鎮静剤が必要な場合やフレーム固定のために部分麻酔が必要な場合を除いては、麻酔が不要です。
ガンマナイフの治療の過程
- フレーム固定:立体フレームを患者様の頭部に取りつけます。
- 病変の画像化:CTスキャン、MRI、血管造影で病変部分を三次元の画像にします。
- 治療プランの算定:画像装置から得られたデータからコンピューターで治療プランを算定いたします。照射量がここで計算されます。
- 治療:患者様は治療室へ運ばれます。ヘルメットとフレームを取りつけ、算定された量が、自動的に照射されます(所要時間は、15分から20分足らずです)。
効果的な治療
- 脳動静奇形(AVM):全患者中80%の方には2年以内の死亡例・罹患例が報告されておりません。
- 脳腫瘍、聴覚神経腫:90~95%の患者様において、腫瘍の成長をコントロールする事ができます。従来の手術では顔面麻痺が伴う危険が高かったのですが、本治療法により殆ど全ての患者様の顔面神経を維持できるようになりました。さらに、聴覚神経腫の照射手術を受けた患者の80%に聴力の低下が見られませんでした。
- 髄膜腫と下垂体腺腫:髄膜腫や下垂体腺腫などの頭蓋骨底に位置する病変の治療の結果も大変良好です。
- 脳転移:脳転移においてもガンマナイフ照射手術によって腫瘍の成長をコントロールする事ができます。
- その他、様々な機能障害、頭部神経痛、パーキンソン病、精神疾患、あるいは寄生虫症の疑いがある病変の治療も可能です。
ガンマナイフ手術の利点
ガンマナイフ手術は脳疾患、特に腫瘍、動静脈奇形や機能障害の病変治療の新たな選択肢として注目されています。従来の外科手術と比べ、確実性と安全性において大変優れた技術だといわれています。
- 脳幹など深部に位置する病変に対しても、周辺の組織に影響を与える事なく照射する事ができる為、効果が高く安全です。従来の脳外科手術の方法で深部の病変を治療するのは、むしろ危険が高いといえます。
- 通常手術では全身麻酔を使用しますが、ガンマナイフ手術は麻酔を必要としないため、高齢の患者様や心臓疾患患者様にとって危険が少ない手術といえます。
- 入院期間は長くて二晩と患者様への負担が少ないのが特徴です。従来の脳外科手術では、集中治療室での管理と20日間以上の入院が必要です。
- 出血、感染症の併発、痛みの心配がありません。
- 切開しないため傷が残らず、剃毛の必要もありません。
- 病変の周辺組織への影響は最小限にとどめることができます。
- 経済的負担が少なく、術後ケアの必要もありません。